マンションで生活するためのマナーを、詳しく丁寧に解説するサイト『マンションマナー集』

●●●自転車問題●●●

【駐輪スペース】

マンションでの自転車問題は多岐に渡ります。
自転車は、居住者全員が所有する可能性がありながら、駐輪スペースが世帯当り1台計算と
いうマンションがほとんどだからです。
このためマンション入居から5年も経過すると、子供の成長と共に自転車置き場不足の問題
が浮上するようになります。
自転車問題は、台数増加や盗難などによって駐輪場が利用しづらくなると、廊下や玄関先の
共有スペースへの迷惑駐輪が増え、それに伴ってエさまざまなトラブルが発生します。
より生活に密接な問題であるために強引に進めることなく、丁寧な対応が求められます。
自転車置場がきちんと整理されたマンションは、管理が行き届いたマンションといえます。

【駐輪スペース不足】

マンションの購入世代は子供の成長段階の家庭が多いため、購入から5年程経過した頃には
子供が自転車に乗るようになり、自転車置場が足りなくなってきます。
元々スペースに余裕を持たせられないのがマンションですから、駐輪スペースも必要最小限
となっているのがほとんどです。
管理組合がきちんとしたルールを設けず放置しておくと当然のように自転車が溢れてしまい、
駐輪場が荒れ放題となってしまいます。

【自転車盗難】

自転車の盗難が頻発すると、駐輪場に自転車を置きたくなくなります。
そうなると、みんなが玄関先の廊下や非常階段の踊り場などに自転車を駐輪するきっかけと
なってしまいます。

【防犯対策は早めに】

駐輪場の防犯対策として、駐輪場に自転車スタンドを設置しチェーンでくくりつけれるよう
にする、防犯カメラやライトを設置する、駐輪場の入り口には鍵付きの扉を設置する、道路
から遮蔽する、などがあります。

【迷惑駐輪】

駐輪場が荒れてくると使い勝手が悪くなり、特に新しい自転車や高価な自転車は置くことを
避けるようになってしまいます。
その結果、共有部分に勝手に駐輪する迷惑駐輪が始まるのです。
共有部分でも、ベランダやポーチなどの専用使用権のある場所であればまだ問題も小さいの
ですが、玄関先の廊下や非常階段の踊り場などに駐輪をすると、通行の邪魔だけでなく危険
でもあります。
この状態を放置していて、良くなることは決してありません。
皆が納得する公平なルールを決めることと、ルールを厳守させることが大切です。